健康になるための食事の知識
健康になるための食事の知識
アメリカの最近の調査では、成人の10人中8人がカルシウムの不足を招く食事をとっていることがわかりました。むろん、そういう食事はNGですが、この飽食の時代にそれだけ多くの人がよくない食事をとる結果になっているのはどうしてなのか、を丁寧にリサーチしてみましょう。
カルシウム源となるのは、ひじき、わかめ、昆布、海苔などの海藻類。小松菜や切り干し大根などの野菜。ミルクや乳製品。丸干しやちりめんじゃこなどの骨ごと食べる小魚です。
余分に摂取された蛋白質を体外に排泄する際にカルシウムも一緒に排泄されるために、蛋白質のとりすぎはカルシウムの損失になります。また、喫煙や飲酒も体内のカルシウたくわムの貯えを減少させます。
豊かになると肉食が多くなり、蛋白質をとりすぎる傾向を生むのですが、それによってカルシウムが不足してきます。また、運動をしないと骨からカルシウムが抜けて減少し、骨が劣化します。散歩のような軽いものでもよいから、陽の当たる場所での運動はビタミンDを生み出して体内のカルシウム量を増加させ、骨を丈夫にします。
骨からカルシウムを借りたままにしておくと、骨の劣化を招きます。そして鬆が入った状態になり骨が弱くなったのが骨多孔症ともいわれる骨粗髭症です。
カルシウムは血圧の正常維持にも働いていて、カルシウムの不足は高血圧の一因となりうるのです。骨粗鬆症の人の37% が高血圧です。
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