健康になるための食事の知識
健康になるための食事の知識
朝食を抜く若い女性が急増していますが、これは健康上よくない上に、体力に影響し、夜のまとめ食いにつながってしまいます。これは大きな問題です。食生活情報サービスセンターで、サラリーマンの残業と食生活の関係をかなりくわしく調べたことがあります。主として東京と大阪に勤務しているサラリーマン300人余りについて調査したところによると、朝食をとっていない人が20％ 、これは全国平均の約2倍の数値ですさらに同じ人についてもう少し詳細に調査すると、残業をしなかった翌日の朝食では、欠食率が15％ であるのに対して、残業したときには欠食率が25％ とはね上がりました。つまり、残業が欠食率を高めているということです。残業=朝食を食べないの図式です。朝食を抜いた影響を調査すると、20十代では肝機能の異常、胃潰瘍がみられました。とくに女性では鉄不足による貧血が、30代では痛風、40代では高脂血症や糖尿病といった症状が目立ちました
また、ほかの調査では、朝食を抜くとタンパク質の摂取量が所要量に満たなくなり、とくに高齢者にとても多くなってました。。エネルギーの方は、加齢とともに少なくてすむようになりますが、タンパク質は、若い人でも高齢者でもその所要量には大きな差がありません。つまり、食べる量が減れば、タンパク質の摂取量が不足比例して不足してしまうのです。ところで、タンパク質のとり方が少ないと、まず出てくるのが貧血です。そして肝機能の異常が肝臓の障害となって現れてきます。比較的若手の働き盛りの人が亡くなる場合、死因を見ると肝不全が目立ちます。たとえ、アルコール飲料口にしない人でも肝臓障害を起こしている人が見られる。それはたいてい、もともとタンパク質のとり方が少ない上にオーバーワークが重なって、肝臓自体が疲れ果ててしまうといったというケースが多いのです。肝臓は、タンパク質を多く要求する臓器です。それは、肝臓が人体に不要な物質を無毒化したり、排泄しやすくするために働くとき、多くのタンパク質が消費されるためでしょう。肝疾患には、休養とともに、質のよいタンパク質を十分にとることがすすめられるのは、有害物質の産生を減らし、肝機能の修復に使われるタンパク質の補給が必要だからです。知って得する知識