骨に必要な果物と野菜

中高年期の健康を得るには、なによりもまず骨の若さを保っていくことが何より大切です。骨は岩石のような不変なもののように思われがちですが、実際は出し入れの激しい預金のような面を持っています。お金ではなく、カルシウム、マグネシウム、リン、シリコン、ふっ化物、鋼などのミネラルが預けられている貯金ですが、20代にはこの貯金がたっぶりなされてい、ます。だから元気よく動き回れるし、丈夫です。

ところが、30を過ぎると預けるよりも引き出すほうが多くなり、40代になるとミネラルの吸収能率が低下するので、その傾向に拍車がかかります。65歳になると吸収率は若いときの半分になってしまいます。

だから、それに対して何の対策もとっていなければ、がたがたの中高年期を迎えることになるわけです。アメリカでは1億2500万人もの人が腰痛に悩み、4000万人が関節炎をかかえている。

骨の若さを保っている人は、60代、70代、80代を活動的に過ごせるし、人生の楽しみを味わえるけれども、預金の残高がほとんどなくなったような骨の持ち主になると、トラブルは骨にとどまらず、全身の健康のレベルは極端に低下してしまいます。

では、どうしたら骨の若さを保つことができるのかというと、第1は若いうち(20代まで)にできるだけ丈夫な骨にしておくことです。第2は30十歳以降、あまり預金を引き出さないような食事を心掛けることです。そして第三は、適度な運動をすることでです。なんでもないことのような感じがしますが、その3つが人生の後半の明暗を分ける重要なポイントです。

それでは、どういう食事を心掛けたらいいかというと、ビタミンC 、カルシウム、マグネウモシウム、マンガン、ホウ素が十分にとれる食事です。

ビタミンC源となるのは当たり前ですが新鮮な野菜と果物です。かかマンガンは造骨に関わっている酵素に不可欠のミネラルで、これを多くふくんでいるのは豆類、精製していない穀類、野菜、ナッツ類です。

ホウ素源となる食事

ホウ素の重要性は最近わかってきたのですが、このミネラルを豊富にふくんでいるのは、豆腐、果物、緑色野菜。プルーンやレーズンなどのドライ・フルーツもすぐれたホウ素源です。

長く見落とされていたこのミネラルが、骨の健康維持と増進に要となる働きをしていることがわかったのです。骨が老化し劣化するのを防いでいるミネラルです。

その働きは主として2つあり、1つは骨に必要なミネラルの吸収率を高めます。年をとるにつれて吸収率が下がってくるのですが、ホウ素が十分にとれていると、その傾向が阻止されることがわかりました。1日3ミリグラムのホウ素によって(それは普通に果物と野菜をとっていれば十分に摂取できる量である)、カルシウムとマグネシウムの吸収率が顕著に高められるものです。

いま1つのホウ素の働きは、骨の強化と復元に直接関与しているホルモン、エストロゲンやテストステロンのレベルを高めることです。その2つの働きによって骨の若さを保つ助けをするものと考えられてるのです。

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