切り傷・虫刺されに
アロエが効果を発揮
切り傷・虫刺されに
アロエが効果を発揮
切り傷・虫刺されの症状に効果をあらわすアロエ
皮膚組織を回復させる力を持つアロエは、切り傷、刺し傷、虫刺されなど、どんなけがにもよく効きます。
子どもが転んで足をすりむいたときとか、料理を作っていて、包丁で指を切ってしまったときなど、すぐにアロエを塗って治したかたは、たくさんいます。また美容師さんは、仕事がらかみそりを使うので、日常茶飯事のように指を切ってしまうことが多い仕事です。そんなとき、血をふきとってから、アロエの液がしみ込むように傷口に当てて、絆創膏で押さえておくだけで、すぐに治ってしまいます。このように、ちょっとした切り傷にアロエはたいへん有効なので、家庭や職場の必需品と言えましょう。
また、化膿した傷でも、アロエには殺菌力があり、毒素を中和する作用があるため、よく効きます。毒素を中和する作用があるということは、はちや毛虫をほじめとして、毒虫に刺されたときにも、抜群の効果を発揮します。
佐賀県在住の女性の場合は、
おろし金ですったアロエを患部に塗って、ガーゼを当てて包帯で縛る。1時間後につけ治す。という治療でした。
アロエを傷や、次項の打ち身や捻挫に使うとよい点は、まず痛みが早くひくことです。おろし汁を傷口につけたり、粉末を振りかけたりすると、最初はしみますが、痛みはたいてい5分ぐらいでひきます。治りかけてかゆいときも、かゆみ止めになります。もう1つ大事な点は、外からの細菌の侵入をシャットアウトしてくれることです。アロエをつけておけば、化膿はまず防げます。
そこで、少し特殊なケースかもしれませんが、術後の化膿にアロエが効いたです。
昭和35年ごろ、慢性の盲腸炎になり、化膿がひどく、手術後の状態がおもわしくなく1ヶ月も入院生活を送ったという静岡在住の50歳代の男性です(。退院後も傷口がふさがらず、化膿したままでした。医師からほうっておくと直腸ガンになるかもしれないから再手術を、と言われました。しかし、こういう状態での再手術はこわいので、必死の思いで、おろし金でアロエをおろして、そのしぼり汁を、さかずき1杯ぐらいずつ、朝昼晩1日3回飲みました。
1ヶ月ぐらいすると化膿が止まり、やがて傷口もひとりでにふさがってきました。その後再発もせず、いまはすっかり丈夫になり、元気な毎日を過ごしています。
静岡在住の男性の場合は、アロエのしぼり汁を1日3回、朝昼晩さかずき1杯ぐらいずつ1ヶ月間飲みました。