不快な症状~病気にはこの食材
不快な症状~病気にはこの食材
通常は、誰しも自分の食事が非常に悪い食事とは思っていないものです。どの家庭でもほぼ似たようなものだという認識もあり、自分の食事が特別悪いとは思っていません。
そのほぼ似かよった食事のことを現代人の食事といってもよいでしょうが、これが不足させがちな栄養素の1つのマグネシウムについて考え考えてみましょう。
マグネシウムの不足はカルシウム、カリウム、ナトリウムの代謝に影響します。マグネシウム自体、私たちの体にとって不可欠の必須ミネラルです。糖の代謝や核酸の合成など、主要な生物学的過程の多くにかかわっており、神経と筋肉の機能が効果的に働くためにも必須ミネラルです。神経過敏になってきたら、このミネラルの不足を疑わなくてはなりません。
アメリカの調査では、35歳から50歳までの成人男子の場合、政府が勧告しているだけの量のマグネシウムをとっている人は30%程度です。70%もの人が政府勧告値にも満たない量しか摂取していないのです。
では昔の食事ではどのくらいとれていたのかというと、1900年当時のアメリカ人の平均摂取量は、1日に約475mgでした。それに対して、現代のアメリカ人の平均摂取量は245mgです。
これだけ減ってくるのは、むろん食事の内容が変わったからです。炭火化物を精製・加工したかたちで多くとるようになったことが最も大きな理由です。それと、激しい労働をしていた昔の人のようには現代人は、圧倒的に食べる量が減ったこともあります。マグネシウムが不足するタイプの食事でカロリーを制限すれば、一層その摂取量は減ります。
現代女性に必要なミネラル(マグネシウム・カルシウム) | ビタミンの効能・効果
精製・加工食品を多くとるようになるとマグネシウムの摂取量が減るのは精製・加工の過程でこの栄養素が多く失われるからです。たとえば、小麦を精製して杯がやふすまをとり去り、まっ白い粉にすると、小麦のマグネシウムの80~85% が失われます。そうやって多くの人が、現代的な食事の犠牲になっているのですが、マグネシウムの不足はどんな健康上の問題に関連するのか、動物および人による研究でわかっているものを挙げてみましょう
次にカロリー当たりでみた場合に、マグネシウムが最も多くとれる食品はつぎのようなります。
野菜料理の数が増え、白花豆あるいは大正金時豆のサラダと大豆や小豆のもやしが常備菜として、つねに食卓に出ているというようなパターンの食事になれば、マグネシウムが不足することはないでしょう。
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