多くのうつは食事(栄養)と関係している
脳の栄養不足を防ぐためには食事が大事
多くのうつは食事(栄養)と関係している
脳の栄養不足を防ぐためには食事が大事
偏食が多い
栄養療法は、起きている症状の原因が栄養素の不足、欠乏にあるという考え方が基本になっています。わかりやすくいえば、うつやトラブルの原因が食事に問題があるということです。もちろん、うつ症状環境的な要素や性格もか大きくかわっています。食事だけが原因だとは言い切れない人もいます。
しかし、食事がまったくかかわっていないうつは、おそらく数%未満ではないか、考えられます。逆にいえば、うつに悩む人の90%以上は食事になんらかの問題があると考えられるのです。
たとえば、性格が内向的で暗く、打たれ弱く、環境も強いストレスを受けるものであったため、うつになったケースがあるとします。一般の治療では、食事に目を向けることはないのですが、栄養療法では食事の問題点を検査によってあぶり出します。問題点があれば、それを解消する方向で栄養素による治療がおこなわれます。
その結果、症状が改善されるケースは多数あるのです。性格はもちろん、環境も以前のままだが、「自分が変わってきたのが実感できる」という人が大勢います。食事の影響が大きいことを証明する症例と言えるのです。
また、甘い物が好きで、米やパンなどを多く食べる食習慣で、うつ症状が出ているという人がいます。このタイプは年末年始が「危険ゾーン」です。年末年始は食事が乱れがちになるし、お酒を飲む機会も増えます。クリスマスのケーキ、正月のお餅、そしてお酒によって、症状が悪くなるケースが非常に多いのです。これもうつ症状と食事の緊密な関係を示すものです。