1日1皿の酢の物がストレスから守ってくれる

スポーツの選手は試合前にレモンをしゃぶったり、駆け出しのタレントはテレビ出演前に梅干しを食べたりします。これはストレスが強くかかっているとき、酸味があるものを口に入れると、強いストレスが緩和され、心理的に落ち着きを取り戻す作用があるからです。
酸味はこのように、ストレスを緩和する大きな力をもっている。現代は、ストレスが強くかかることがしばしばあります。仕事で長い時間、緊張が続いたり、通勤時間が長く、また、あまり望まない仕事をさせられるといったことなど、みな大きなストレスになります。
ストレスをそのままもっていると、体にいろいろな障害が出てしまいます。ストレスが連続して強くかかった場合、血液中のマグネシウムの量が減少して、カルシウムとマグネシウムのバランスが崩れ、急性心臓疾患が出てきたり、あるいは骨からカルシウムが多量に抜け、骨粗鬆症が促進されたりします。また、体に不要な細菌やウィルス、ガン細胞などを殺す力をもつNK細胞という細胞の活性度が低下することもわかっています。NK細胞というのは、ナチュラルキラーの略ですが、体にとって不要な相手を叩きつぶす力をもつ細胞です。
ストレスが強くかかると、このNK細胞の力が低下してくるために、ガンやウィルスなどによる疾患にかかりやすくなります。つまり、そこで、ストレスを上手に緩和することが、健康を守るために非常に重要です。そして、ストレス緩和のために手軽で大変効果があるのが、酸味を補給することです。酸味のあるものは、どうしても単独では食べにくいのですが、。酸味が強くても、あまり抵抗なく食べることのできるものもあります。梅干し、グレープフルーツ、レモンなどです。こういったものを上手に飲み物や料理に取り入れるのがおすすめです。また、酢豚、酢の物といった、酢を使った料理を1つは食卓に取り入れたり、また、会議の後などには、レモンスカッシュなど爽快な酸味をもった飲み物をとるなどがいいでしょう。ところで、冷水も酸味と同じように味覚に刺激反応を与えるのでストレス緩和効果があります。何かショックを受けて感情が乱れているようなとき、1杯の冷水が気分を落ち着かせてくれます。この効果は酸味の効用と同じです。

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