食事のよし悪しをひと目で見分ける

ジンギス汗の軍勢の強兵の秘密の1つはヨーグルトといわれています。もっと古く、ペルシャの伝説では天使が預言者のアブラハムにヨーグルトのつくり方を教えたことになっています。それがバイブルで175歳まで生きたとされるアブラハムの多産と長寿の秘密だといわれています。

20世紀初頭にはロシア生まれの生物学者、メチニコフが有名な「ヨーグルトの健康長寿効果」を唱えました。彼はヨーグルトを食べるとその乳酸菌が腸内で繁殖して有害な腐敗菌を追い出すと考えました。

だが、ヨーグルトにふくまれている乳酸菌のブルガリア菌やヨーグル菌は、腸内で繁殖できずに死滅することがわかり、メチニコフの説は葬られてしまいましたた。その後の研究で、われわれの腸内で最も重要な働きをしている乳酸菌は、ビフィズス菌であることがつきとめられたのdすが、ビフィズス菌のヨーグルトがつくられて市販されるようになったのはごく最近のことです。

ビフィズス菌の研究が遅れたのは、空気中では培養のできない嫌気性の菌だったからです。培養するのが難しかったのですが、極めて重要な健康の因子で、健康な人の腸内にはこの菌がたくさん存在しています。また、この菌がたくさん存在していると健康になるという関係にあります。

逆に、不健康な人の腸内にはそれほど存在しておらず、有害菌が勢力を張っています。そのため一尚、不健康になるというふうに悪循環に陥ってきます。

ビフィズス菌が優勢であるか否かで、健康が左右されるわけですが、それをかんたんに知る方法があるのです。便を見るとわかるのです。ビフィズス菌が優勢になると腸内が酸性に傾き便が黄褐色になります。反対に有害な腐敗菌が多くなると、アルカリに傾いて便は茶褐色から黒褐色になります。黄色い便はやわらかくて量が多いけれども、黒くなるとかたくなり、量が減ってきます。そうなるとスムーズな排便が行われないので、腸を通過する時間が長くなります。そのために有害物質が多く生み出されるのだが、ひどくなるとカチカチの便になってしまうし、便秘にもなります。

悪い食事は便を黒くする

有害物質が生まれると、体はそれを吸収して、肝臓で解毒しなければなりません。肝臓に負担がかかるだけでなく、全身の健康のレベルが低下していくことになります。この違いを生み出すのは何かというと、食事です。黄色っぽい便になるのはよい食事で、黒っぼい便にするのは悪い食事ということになります。

では、どういう食事が便を黒くするかというと、肉と砂糖の比率の高い食事が最も黒くします。それを栄養素に分解すれば、「高脂肪低繊維食」ということになります。

一方、便を黄色っぼくするのは、精製していない穀類、豆類、野菜、果物など、自然態の植物性食品の比率の高い食事です。これは「低脂肪高繊維食」です。そして、食物繊維が十分にとれている場合には(赤ワインのようなものをとると色が黒くなるけれども、そうでなければ)、便が明るい色になるだけでなく水に浮くようになります。そういう便ならば腸の状態が最高によいと思って間違いありません。

肉のような高蛋白食品をとりすぎると有害菌に有害物質をつくり出させる原料を多く与えることになるのですが、植物性食品にふくまれている食物繊維はビフィズス菌を増殖させる。それに加えてヨーグルトをとると、一層ビフィズス菌は繁殖することになります。

メチニコフはヨーグルトにふくまれているブルガリア菌やヨーグルト菌が腸内で繁殖するように考えた点で誤っていたのですが、ヨーグルトはビフィズス菌の増殖を助けます。ビフィズス菌の入っているヨーグルトならば、さらに効果があります。

腸を元気にするヨーグルトで便秘解消には様々なヨーグルトの腸への作用が紹介されています。

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